就活生必見!10年後の未来をどう想像するか?”シナリオプランニング”を実践してみた!

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こんにちは!ミズです!

学生最後の夏休み!有意義に過ごしたいなと思い、7月から9月中旬までの2か月間、とあるワークショップに参加しました!テーマは「10年後の未来について」!

「10年後どうなっているかなんて知るか」と思いますよね(笑)

ただ、ワークショップを終えての感想になってしまいますが、未来について考えることで、今自分はどうあるべきなのか、自分はどうなりたいのかと自己分析に繋がりました!

自己分析というと、「今までの自分を振り返って~」ということが多いですが、あえて未来から逆算的に考えることで、やりたいことを見つけられるのではないかなと思います!

これから、就活を控えている人はぜひ、読んでみてください!

10年後の未来を考える

まず、ワークショップの概要について簡単に、大学生(大学院生)10人とある企業による合同のワークショップで、企業からのテーマを5人1チームで2か月間取り組むというものでした!

その企業からのテーマが「デジタル×証券業の未来

加速度的に成長を遂げるIT技術の中で、10年後世界がどう変化し、証券業界がどうあるべきかを考えよ!というのがお題でした!

10年前を考えると現在はスマホが当たり前になり、自動運転が実現しそうなことを考えるとデジタル技術により恐ろしいスピードで世界は変化しているんだなと思います!

では、この先10年で世界はどのように変化していくのか、私たちのチームでは“シナリオプランニング”という手法を用いて考えました!

シナリオプランニング

シナリオプランニングとは未来洞察と呼ばれ、不確実性を前提とした「起こる可能性のある複数の未来」を想定することです!

といっても、いきなり10年後のシナリオを考えるのは無理がありますよね!

そこで、まず政府や企業が出している調査レポートや新聞などの情報を収集し、現在の動向を分析します

そこから、その情報を政治や社会、科学技術といったカテゴリに分けて「未来はこうなっているだろう」という未来トレンドを抽出しました!

またこのトレンドを「発生確率」と今回のテーマが証券業界ということで、「証券業界への影響」という2軸で評価し、注目すべきトレンドを抽出しました!

今現在のことを調べ、そこから未来のトレンドを想像するのはかなり大変でした!学生の柔軟な発想を期待していると企業の方に言われましたが、知識がないと発想すらも出てこないということをひしひしと実感しました、、、

中間発表

先ほどのシナリオプランニングより、作成されたシナリオがこちら!

このほかにも遺伝子情報による個別教育制度など計6つのシナリオを考え、中間発表に臨みました!が、、、

結果としては、かなり突っ込まれました、、、

お偉いさん「君らのシナリオは10年後じゃなくて3,4年後だ

見返してみると、自分たちのシナリオは”AI“による自動化であったり、推薦システムであったりすることが多く、それでは「想像できる未来」と言われてしまいました

シナリオプランニングにおいて現代の予兆を元に行うと、今の科学技術のトレンドに偏ってしまうことが明らかになりました

イノベーション洞察

いかに3,4年後と言われてしまったシナリオの先を考えるか!

とは言うものの、ただドラえもんの秘密道具のようなものを想像するのではなく、あくまで根拠のあるものをという方針で進めていきました!

そこで、技術がどのように変化していくか予測する”トレンドベース“と新技術によりどのような需要が生まれてくるか予測する”ニーズベース“の2つの側面からシナリオを考えていきました!

ただ、このようにフレームワークはあるものの、アイデアを出すのはかなり難しかったです!

現代の日本は生活水準がかなり高く、「これが絶対必要!」みたいなニーズが思いつかず、あんまり苦労がないんだなと気づかされました

でも、そのニーズを考えていくことが社会に貢献するために必要な力であり、学生の内にそのような考える機会に恵まれたのはいい経験だと思います!

最終発表

そのようにして、最終的なシナリオを4つ完成させ、最終報告を行いました!

  • 人間の株式化
  • 脳波によるバーチャル空間での来店
  • 記憶の売買社会
  • いつまでも20代の身体を維持

詳細は省略しますが、かなり面白いと評価をいただきました!

ただ、一つ指摘されたこととして

お偉いさん「実際にシナリオのようなことが起こったとき人の価値観はどう変わるかまで踏み込むとよかった」

今回のテーマは「10年後の未来」ですが、その裏には「10年後、人の価値観はどう変わっていくのか」が隠されていました

どうしても、未来のことを考えているつもりでも、視点は現代のままでしか考えられていなかったというのが反省点です

まとめ ~未来を想像するには~

長々と2か月間のワークショップでの取り組みについて書いてきました!

10年後の未来について、シナリオプランニングという手法を用いて、いろんな文献を調べたりチームで意見を出し合ったり濃密な時間を過ごすことが出来たと思います!

今回の経験で学んだことは、

・多角的に未来を予想する
・10年後の未来は、今考えられている未来の一歩先の話
・科学技術が進歩し変化した社会で、人の価値観はどうなるか考える

特に価値観の部分はすごい考えさせられました!

昔はお金を儲けるためにバリバリに働いていた時代から、生活が安定しワークライフバランスを重視する考えになり、さらに生活委が豊かになったら、、、と今は常識のような考え方も10年後には非常識に変わっている思うと不思議な気分になります!

逆に、その価値観の変化にいち早く気づくことが出来れば、大きなビジネスチャンスに繋がりますね!

科学技術の発展が著しい現代において、新技術を追うだけでなく、それによる社会さらには人の変化についても考えていこうと思いました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!ミズでした!